第二話 借金、借金、また借金
そんなことでどんどんどんどん借金が増えてゆき、もう自力では返済不可能な額まで膨らんでしまった。
しかし、それでもギャンブルがやりたい二人はいろいろなところをまわってお金を貸してくれるところを探した。
そして、ちょうどこの高校の合格発表がある日から一ヶ月前に、ついに貸してくれそうな金融会社のチラシを見つけた。
見つけたチラシが・・・
『ラブフル金融〜お客様に親身になってご相談承ります〜まずはお電話を TEL×××ー○○○』
そのチラシにはなぜかつぶらな瞳のチワワの写真があったのはなぜだろう?
まあそれはおいといて、相馬と礼音が偶然にもこのチラシを見つけてしまったのが悪夢のはじまりはじまり。
相馬と礼音はさっそく電話をして、二人ともさらに借金をしてしまった。
しかし、二人は上機嫌。なぜなら・・・
「いや〜、よかったな母さん。これでまた競馬ができるよ。」
「ほんとよかったわ〜。しばらくパチンコやってなかったから、母さん、禁断症状出ちゃって。」
あはははと笑いあう二人。けれど、努は何か大切なことを忘れてはいやしないかと思い、両親に聞いた。
「ねぇ、そこの金融会社は利息がどのくらいで、返済期限はいつまでなの?」
「「あっ・・・。」」
努の一言で、二人は互いの顔を見合わせて固まってしまった。
「そういや母さんは利息や返済期限は聞いたかい?」
恐る恐る相馬が口を開く。
「てっきりあなたが聞いたもんだと思って聞いてないわよ。」
礼音もあっけらかんとした口調で話す。
「ダメじゃん!!そこ一番重要なとこだって!!」
努は必死のツッコミを入れるがこの二人には全く効果ナシ。
「今までだってたくさん借金をして返してないんだ。今更どうということもあるまい。なあ母さん?」
開き直って相馬が言うと、
「そうそう、細かいことを気にしていると人生楽しく生きていけないわよ。」
既にパチンコに行く準備を済ました礼音が答える。
(あんたらのせいで僕がどんだけ恐ろしい人たちに追い回されて、何度死にかけたか・・・思い出すだけで涙が出るよ。)
呆れて物も言えない努を置いて、相馬と礼音は借金でさらに借金をつくりに行ってしまった。
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